■建築トラブルの相談のポイント
相談時に何を持って行けばいいの?
相談時に用意していただきたいものは、まず、どのような内容の工事を合意したのかが分かる書類です。具体的には、契約書、契約約款、設計図書、見積書などです。設計図書には、契約書添付の設計図書、確認申請書添付の設計図書、竣工時の設計図書などがあります。次に、どのような不具合があるのかが分かる資料です。具体的には、不具合を撮影した写真、動画、不具合について専門家が調査した調査報告書などです。その他参考資料としては、不具合に関して、建築会社とのやり取りが分かるメールやFAXなどです。
経緯が複雑な場合は、時系列などを予めまとめて頂けると、相談をスムーズに進行できます。
対面相談とWeb相談、どっちがいいの?
建築トラブルの相談では、設計図書などの書類を確認することが多いので、対面による相談の方が分かりやすいと言われています。ですが、紙媒体の資料は、予めPDFにして頂けると、Web相談でも閲覧共有できるので、対面相談とほぼ変わらない形で進行することが可能です。ですから、それほど気にすることなく、時間の都合や好みなどで決めてよいかと思います。
最近では、建築裁判もWeb裁判で行われるようになり、とくに不便を感じることもありません。